29 復帰時期と治療費

私は仕事をしていたので、
どのくらいで仕事復帰できるのか、
病院を決める前から気になっていた。

仕事の整理だけ済めば、

蓄積した有給休暇で足りるのか、

きちんと休職願いを

出さないとならないのか。

サラリーマンにとっては

悩ましい問題だった。



訪問した先生方に質問すると、

術後2週間でバリバリ働いている人もいる、

と言われる人もいれば、

何があるか分からないから、
2,3ヶ月は休めるようにしておいた方が良い、

と言われる人もいらっしゃった。

私は、入院前に会社には3週間程度休むと伝え、
入院中に経過を報告していた。
髄液が溜まり退院が延長されたこともあり、
結果的に5週間休んで復帰した。

3週間入院し、2週間自宅療養したことになる。

まだ頭部の痛みはあったので、
もう少し休んだ方が良かったな、と復帰後に思ったが、
一度復帰してしまうと後戻りはできない。

入院費がもの凄く高額になるのでは、
と思い、仕事復帰が気になっていたのもあるが、
高額療養費制度があるため、入院費は思ったよりもずっとかからなかった。
日本には素晴らしい制度がある。

差額ベッド代を除けば自己負担額は20万円ほどでした。
※あくまでも私の年齢、病状、入院期間、当時の手術方法で手術をうけた場合の費用であり個人差があることをご理解いただき、参考程度になさってください。そのうえ、高額療養費制度は所得によって控除される金額が違うので、上記金額は私個人の場合の例でしかありません。入院が決まった時点で、病院の入院窓口で入院費用の概算を出してもらえたので、私は安心して入院できました。どの病院でも入院前に概算を出してくれるのかは良く知らないのですが。