18 病名と腫瘍サイズ

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6軒目の先生から、腫瘍が原因とは聞いたが、
頭の中が真っ白になり、肝心の病名について聞き忘れてしまった。

病名が分からなければ、自分で調べることもできず、
居ても立ってもいられなくなり、すぐに脳神経外科を受診した。

先生は丁寧に教えてくださった。

・聴神経腫瘍(聴神経鞘腫)という病名

・良性腫瘍である場合が多く悪性であることは稀で、
悪性が疑われる場合は進行がもっと早いこと

・腫瘍と各神経の位置関係

・治療法の選択肢は3つあること
①経過観察
②摘出手術
③放射線治療

・腫瘍の大きさは1センチ単位で手術の難易度が上がること

・手術をしても聴力に関しては今より良くなることが稀で、
上手くいって現状維持、3〜4割の確率で聴力を失うこと

・手術をして腫瘍の周りの膜(ひまく)を取り切れれば再発しないこと

・手術する場合も髪の毛を全部剃る必要はなく、一部を剃るだけなので、
それ以外の髪の毛で術部が隠され見た目には分からないこと

・今なら顔面神経はほぼ大丈夫なこと

・放射線治療は比較的新しい治療法で10年後20年後の経過は分からないこと

・放射線治療をしても腫瘍の大きさは小さくはならないこと

・放射線治療であれば3日程度の入院、

 摘出手術であれば2週間程度の入院、が必要なこと

・放射線治療について詳細を聞きたければ専門の者を紹介すること

・経過観察をする場合は3ヶ月後のMRIを予約して経過を見ること

腫瘍の大きさは1cmを超えたところだった。まだ小さい部類に入るそうだ。