迷いがあるのは選択肢があるから

green water with water droplets


「選択に迷うな」と思う時は
かならず複数の選択肢がある

歳を重ねるほど
あまり迷ったり
悩んだりしなくなるのは

経験してきた事柄が多くなり
決断が早くなるから

という理由もあるが

選択肢が多くないから

という理由もある

20代は
選択するのに
多くの場合
思い悩んだりしていたが

それだけ選択肢があり
可能性があったのだと

今なら分かる

40代になり
選択肢が
20代ほどは無いことを悟り

晩年に近づいていることを
感じながらも

悩まなくて良かったな
と思うこともある

私にとって
その最たるものが「妊活」

国の助成金も出ない年齢となり
生物としての老化には抗えない

治療とは可能性があるものに
施すもの、という考えは
ガン末期の患者に余命宣告し
その時を静かに待つのと
同じ考えだと思う

それに対して
どうこう言うつもりはない

泰然自若としながら
その時を待つ

宿るか宿らぬか
神のみぞ知る

自分でやれる事をやった後は

成るようにしかならない

そこは自分の力が及ばない域

そこで
神社やスピリチュアルな集いで
神頼みをする人も
いるかもしれないが

ここまで神頼みすれば叶う
という上限はない

何かせずにはいられない時に
あえて何もしない

選択肢が限られていることを
受け入れる

それが大事な時も
あるのではないでしょうか