状況を察する力を発揮するとき

いつからだろう

周囲の状況を察することが
できるようになったのは

とても小さい子供の頃は
当然
持ち合わせていなかった

大人になる過程で
大抵の人が身につける力だ

年齢を重ねるほどに
察しがよくなるのは
経験によるものが
大きいのだと思う


先日から
テレアポを頼まれている
とある仕事がある
高い目標も課せられている

とはいえ現代では
テレアポなど
時代錯誤のような気がしていた

私も一年に一回くらい
自分の携帯電話に
テレアポ電話がくるが
どんな内容であれ
怪しいとしか思わない

それぐらいの警戒心は
現代の人であれば
ほとんどの人が
持ち合わせていると思う

HPからの誘導や
LINEのお友だち登録等で
集客するのが主流の時代

そもそも電話もあまり使わない

振り込め詐欺を除いては…


到底できない目標を課して
やらせるのも
パワーハラスメント

不審に思って
営業に詳しい
とある人に相談

テレアポなど
今やありえない戦法、
昭和かよ

というご意見

やっぱりね


とはいえ
引き受けた仕事なので
期間中は取り組むけれど

テレアポが成功し
品物が売れる確率は低い
ということが分かった

ありえない数の目標を
課してきた人の真意は不明だけど

期間が定まっている仕事なので
期間終了までと割り切って

なぜテレアポをするのか
理由を質問したり
ありえない目標の真意を
探ったりはせず

深く関わらない方が良い
と判断

ここで発揮する
状況を察する力

あれ?
と思ったら
自分のその感覚を信じて
利害関係のない
第三者に相談するなり
場合によっては辞退したり
行動した方が良い

そして今回は
正義を振りかざして
戦うのではなく
黙っておいて
時が過ぎ去るのを待つ
というのが
最良の対処法であると
選択する

歳を重ねて
経験を積んだからこそ
発揮できる力

状況を察する力
磨いておいて損はないはず