営業手法にも使われる親との関係を考える

20年以上前
まだ学生の時
一人暮らしをしていたが

引っ越したくて
友達に付き合ってもらい
物件を見に行った時のこと

物件をいくつか
紹介されたけれど
決められず迷っていると

親御さんに頼るんですか?
もう大学生なんですよ
などと
畳みかけるように言い
決断を迫る営業マンに遭遇

親から離れて暮らし
自立しかけている学生を
そうやって揺さぶるんだな

親に頼るなんて
自立していなくて恥ずかしい
と思わせて
物件を決断するように
脅してるんだな

と嫌な気持ちになった

営業マンの心理戦
巧みな話術

嫌な気持ちになった
営業手法は
20年以上経っても
記憶に残るもの

ひょんなことから
営業の仕事を
経験することになり

相手の決断を急かすような
脅しとも押し売りとも
受け取れるやり方は
売り手も買い手も
ハッピーになれない
とも改めて思う


自分の親との関係性は
人それぞれで
色々な関係があると思うけれど

親に頼るのが悪いように
言う営業マンに接してから
20年以上経った今でも

親が生きている限り
親に頼るのは
決して悪いことではない
と思う

年長者というのは
親に限らず
頼られて嬉しいもの

金銭的な相談は
時に関係を壊しますが


自分の足で
人生を歩いているのなら
時に迷い
親に相談することもあれば
精神的に助けられる事もあるだろう

依存関係にならなければ
一人の人間として相談する先が
親であっても
別に悪くはないと思う

親から自立した後は
相談する、とは言っても
最後は自分で決めて
その決断の結果がどうであれ
自分で責任をとる覚悟さえあれば

相談先は
親でも親ではなくても同じこと

最後は自分で決めて
責任をとる覚悟がないのなら
そもそも相談しない方が良い

上手くいかなった結果を
他責にしているうちは
自分の人生は先には進まないから

話はそれましたが
親子の微妙な関係につけこんだ
営業手法には
くれぐれもご注意を