勝てる場所を見極めて勝負する

今も開催中
競泳の全日本選手権ですが

先日の
池江璃花子選手の
優勝インタビューに

もらい泣きした方も
多いのではないでしょうか
わたしも涙しました

闘病生活中の
辛さやしんどさは
本人にしか
分からないものだから

他人が
とやかく言うものではないと
自身の経験から思いますので

そんな辛い経験を経て
良いことがあって良かったね
とは言いませんが

インタビューで
池江選手が言われていた

努力は必ず
報われるんだなと思った

という言葉について
考えてみました

長く生きていると
努力しないで得られる成果も
たまにあったりしますが

もし高みを目指すなら
そこそこの努力は必要だと
私も感じています

だからこそ

努力は
必ず報われるんだなと思った

という池江選手の言葉に

自分も頑張るぞ

と思った人も
いるのではないかと思います

とはいえ

池江選手が水泳ではなく
別の世界で
努力していても
結果が出ていたかは不明

この方が
ご家族や周りの関係者も含め

自分の適性を見極めて
勝てる場所で努力したから

得られた結果だと考えています

自分の適性を活かせず
力を発揮できない世界にいると

成果も出せないですし
生きにくさを感じるものです

生きにくさを感じたら
この世界は
辞めておいた方が良さそう
と判断できるので
引き際も分かりやすいのですが

紛らわしいのは

適性がないのに
「好きなこと・やりたいこと」
の世界で勝負しようとする場合

適性がなくて
結果が出ないのに

好きな事、やりたい事だと
思っている世界であるがゆえに

なかなか冷静に自分のことを
見れないことがあります

最近の傾向は

好きな事をして
生きていきましょう

やりたい事をやりましょう

なのですが

これらの言葉は
インパクトもあるし
耳心地が良い一方で

引き際については
セットで言われていない
ように思います

趣味ではなく
その道で成果をあげて
生きていくのなら

結果が出ていないのに
やみくもに努力すれば良い

わけは当然ないですし

やり方を変えてみたり
環境を変えてみたり

あれこれ試して
調整することも必要ですし

そもそも
適性のない世界で
結果を出そうとしていた

という原因もありえるわけで

趣味ではなく
結果を求めるのであれば

何かを目指す前に
引き際についても
自分で決めておいた方が
良いのでは、と思います

決めるのは自分で
他人が決めるのではない

のがポイントで

誰でもない
自分の人生ですから

納得して次へ進むために
自分で決めることが大事

5年やって
年収〇円にならなかったら辞める

200万円まで使って
利益が出せなかったら辞める

などの終わりは
自分で決めたいところです

努力が継続できるのも
ひとつの才能で
素晴らしいけれど

その前に

適性のある場所
=勝てる場所

を見極めることの方が
大事だなあ

というのは
歳を重ねてから
分かってきたことです

勝てる場所の見極めが
上手な人は
大して努力しなくても
成果を出していることも事実

努力することは大事
勝てる場所を見極めることは
もっと大事

勝てる場所を見極め
そこで努力して勝負していく

小さい頃は

どんなことでも
努力を続けて頑張れば
結果が出せるよ

と教わりましたが

すっかり大人になった今では

勝てる分野で努力しないと
勝負にならないな

と実感しているところです

のほほんと生きていく分には
意識することでもないですが

勝負をかけたい時
ご参考になれば

人生で一度くらいは
勝負かけたくなるかも
しれませんから