ひさびさの人に声かける時の考察

長く生きていると
すごく久々に
再会する人がいる

例えば私の場合
めったに行かなくなった
都内に出かけたとき

座った電車の座席の
目の前に座った人が
10年以上ぶりに会った人だった

今のご時世
マスクをしているから
絶対あの人だ、
とは言えないのだけど

私の方は
気持ちも高ぶって
声をかけるか迷う一方で

目の前の本人は
ものすごく疲れている様子

目の前に座る私にも
周りの人達にも
気を回す余裕など
ないように思われる

私は様子を伺いながら
思いを巡らせて

声をかけないでおこう

と決めた


10年間
連絡取ることもない
くらいの関係の人に
ひさびさに会って
声をかけられる、って

自分の状態が良ければ良いけど
良くない状態だと

良い気持ちしないかな

と思ったから


もし10年ぶりに誰かと会うなら
笑顔で会いたい

と思うのは私だけかな

縁があればまた会える
今度こそ笑顔で