お金を払うということ

piled wine glass set hanging

そのむかし

親しい人が
関わっている仕事に対し

友達だから
知り合いだから

安くして〜
タダにして〜

と気軽に言っていました

自分もいい年になり
仕事に責任を持つようになって

相手の仕事を尊重して
お金を払うことこそが

相手との関係を大切にすることだ

と思うようになりました

相手の専門知識を
やたら利用しようとするのも
失礼だな、と思います

どこかで
親しいんだから
安くしてもらって当たり前
教えてもらって当たり前

と思っていましたが

相手が
プロとして仕事した成果に対して

お金を払い
その生活の糧にしてもらうこと

それが
最低限のマナー

相手から割安にしておく
と申し出があれば

それは有り難く受けとるけれども

先日、目にした記事の話

自営する飲食店に

オープン当初は
来てくれた友人たちが

閉店すると決まったら
また来てくれる

オープンして
閉店するまでの間に
この人たちが来てくれていたら

閉店にはならなかった

という店主の嘆きの話でした

本当の友人とは
頻繁にお店に来て
お金を落としてくれる人ですよね

もし頻繁に通えない仲なら

私なら初めから
このお店に出入りしませんが

本当の仲であれば

頻繁に通いながら
お金を払って
本音の感想を言って

改善したら?撤退したら?
と言うと思います

お金を払うのは
本音を言うためでもあります

無料で得たものに対して
偉そうには言えませんから

これからも
色んな出会いがあると思いますが

相手の仕事を尊重し

お金を払うところは
ちゃんと払って

良い関係を築いていきたいものです