あれもこれも思い込み

愛情をこめた料理とは
手間暇をかけること

手間暇かけたからこそ
愛があると言える

料理は手作りに限る

そんなことを
思い込んでいたけど

疲れているのに
料理を作って
イライラするくらいだったら

ウキウキしながら
スーパーで
出来合いの物を選んだり
ピザや丼を
宅配したりした方が

心に余裕ができて
家族には愛情を持って
接することができる

そう考えられるようになったのも
最近のこと

食事は家で作らないと、
という固定概念

手作り信仰、
と私は呼んでいる

母親の影響で
根深く信仰してたけど

ようやく別の視点を
持つことができるようになった

感染症の脅威もあって
外食もしづらいけれど
外食だって生活するには必要

特別な日だけに
外食するわけではない

いつもと違う場所で食事をして
いつもと違う会話を楽しむ

献立を考えなくても良いし
作る段取りを考えなくても良い
頭の中もお休みできる

食器洗いをしなくても良いし
ゴミも増えない

1人千円そこらで
生活に余裕が生まれる

お金持ちだけが
外食する訳ではないのだ

あら、外食いいわね〜
という嫌味な発言も
気にならなくなる

手作り信仰と
わたしは呼んでいるが

手作りしないと
愛情がないと言うのも
思い込みだし

外食するなんて
お金持ちねぇ
というのも思い込みだ

あれも思い込み
それも思い込み

これも思い込み